4月29日までにコロナワクチン接種後の死亡1710件 厚労省が報告
その結果は以下の通り。
▼ファイザー社製(α=0件、β=9件、γ=1540件)
▼モデルナ社製(α=0件、β=1件、γ=139件)
▼アストラゼネカ社製(α=0件、β=0件、γ=1件)
ファイザー社製で死亡が報告された人の症状の概要に記載された死因は虚血性心疾患158件、心不全135件、肺炎115件など。モデルナ社製では虚血性心疾患17件、出血性脳卒中11件、心筋炎関連事象11件など。アストラゼネカ社製は大動脈弁狭窄(きょうさく)症1件だった。
なお、今回初めて5~11歳のワクチン接種後の死亡が1件報告された。亡くなったのはファイザー社製を接種した11歳の女児。4月7日の1回目接種では問題なかった。同28日に2回目の接種を行った後、同30日に死亡が確認された。女児は生まれた時から重度の障害があり、2014年6月から重症心身障害者病棟に長期入院していた。みとった医師の報告では死因は急性心筋炎様の心不全だった。
今回の会合でも死亡例の報告に関しては、「現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認められない。引き続き3回目接種後の事例についても、集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、集団としてのデータを系統的に検討していく。死亡例の報告に関しては、現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。