【帯状疱疹】抗ウイルス薬が有効も発症72時間以内でなければ期待できない
帯状疱疹の治療にはアシクロビル、ビダラビン、バラシクロビル、ファムシクロビルといった抗ウイルス薬が有効で、点滴や内服による治療で治癒までの期間短縮が期待できます。ただし、発症から72時間以内に投与しないと効果が期待できないともいわれているので、早めに治療を開始することが大切です。
痛みが長期間残った場合(PHN)には、非ステロイド性抗炎症薬のほか、神経節ブロック、理学療法、三環系抗うつ薬や抗けいれん薬、漢方薬、レーザー治療など、痛みに対するさまざまな対症療法が行われています。
50歳以上の人は、帯状疱疹の予防、発症時の症状軽減を目的としたワクチン接種を受けられます。発症はもちろん、後遺症の痛みに苦しまないためにも検討をおすすめします。