著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【春菊】「肝」の働きをサポートして目のトラブル全般に威力発揮

公開日: 更新日:

 目が充血してかゆい。目やにがとまらないし、ゴロゴロしてつらい……。

 結膜に炎症を生じる結膜炎は、細菌の感染やアレルギー、ドライアイなどが原因になって引き起こされます。主に目の充血、かゆみ、異物感、光がまぶしい、まぶたの裏にブツブツができて違和感がある、といった症状が現れます。

 シニアは免疫力が低下しているため、細菌に感染しやすく、さらに涙液の分泌も減っているため、結膜炎になりやすい傾向があります。命に関わるわけではありませんが、目の不快感は生活の質を大きく下げてしまうもの。早めに改善を図りましょう。

 中医学において、目は「肝」と呼ばれる臓器との関わりが深く、その機能が低下すると疲れ目や視力低下など目のトラブルにつながるとされています。結膜炎の症状も肝の弱りから引き起こされやすくなるのです。

 とくに春は、前回も説明しましたが、肝がバランスを崩しやすいため、目にトラブルが起きやすい季節。改善のためには肝の働きをサポートする食材を取り入れることが大切です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動