著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ヘチマ】血圧上昇や脂肪蓄積を抑制し、快眠にも役立つ

公開日: 更新日:

 ヘチマは見た目がキュウリに似ていますが、成熟すると繊維が強くなり、たわしなどに使われます。江戸時代に日本へ伝わり、夏から秋にかけての季節に収穫が盛んに行われる野菜です。地域ごとに特色を持つ品種もあり、特産品として愛され続け、沖縄県では「ナーベラー」「ナーベナ」とも呼ばれ、ゴーヤーとともに代表的な食材として親しまれています。沖縄の伝統料理チャンプルーなどの料理にも使われ、トロトロした部分とシャキッとした食感が特徴でおいしいとされています。

 栄養面では、カリウムや葉酸などのミネラルが含まれています。特に葉酸は、妊娠初期に摂取すると胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減する効果があります。

 とはいえ、95%が水分で構成されているのでその栄養価も大したことはないとされていたのですが、近年、農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究においてヘチマの栄養価が注目されてきています。2020年度の報告書によると、マウスの実験にはなりますが、ヘチマを食べさせた場合の血圧上昇抑制効果や、肥満モデルマウスにおける腹腔内脂肪蓄積抑制作用と血清総コレステロール濃度低下作用が認められたことが報告されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主