侮れないアメリカの若者の「エコ不安」…将来の少子化にも影響する
あるいはタイム誌に寄稿した気候心理学者のスーザン・クレイトン教授が言うことが当たっているのかもしれません。
「人はネガティブな感情を抱くことを嫌うため、問題があることを否定したり、それについて考えることを避けたり、すべてがうまくいくという非現実的な楽観主義を維持しようとする」
いわゆる臭いものに蓋をしている状態です。
しかし同教授は、「これらの感情に対処するのは難しいが、それを受け入れるべき」とし、「もし逆に自分がそれを否定したまま、友人や家族、さらには政治家や業界のリーダーたちに対し、こうした不安を訴えなければ、結果として何も問題はないということになってしまう」と警告。逆に「こうしたネガティブな感情はポジティブな感情、希望とも共存できる。悲しみや不安がなければ、私たちは変わろうという気にはならないし、希望がなければ変化が可能だとは思わないだろう」とまとめています。