闘病ではなく、共存…病気は憎む相手ではなく一緒に生きていく伴侶

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 2020年2月末に退院し、自宅療養を経て、6月に復職。当初は関東の実家でテレワークで働いていました。9月に異動で、部署の所在地が関西から東京へ。テレワークを中心としつつ、少しずつ出社比率を上げ、基礎体力をつけていきました。21年2月からは会社に通いやすい地域へ引っ越し、1人暮らしを再開。今は出社とテレワーク両方の働き方を選択しています。 

 同じ会社に、病気は違うけれど難病の方がいて、その方の「闘病ではなく共存なんだよ」という言葉にストンと納得できたんです。病気は闘う相手でも憎む相手でもない。一緒に生きる伴侶。だるいからイヤイヤとなったら、そうだね休もうね。自分の体なんだからね。

 だから、仕事でもプライベートでも、できる・できないを見極め、体力のキャパシティーを超えないようにしています。楽しい時って、アドレナリンが出ているので疲れていることに気づかなくて、後で「あ……」となってしまう。精神面と体力面を上手に調整できるよう注意しています。

 良くも悪くも見た目にはわからない病気。前がすごく元気でパワフルだったので、時に周囲にも病気だってことを忘れられてしまうんですね。できる・できないは、周囲にも具体的に伝えるようにしています。

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