肥満症の特効薬は睡眠時無呼吸症候群も治す…発売元の製薬会社が発表
実はこの薬ゼップバウンドは、昨年11月に認可された肥満の特効薬です。元々は糖尿病薬だったのが、薬だけで体重を最高2割も減らせることがわかり、医学のブレイクスルーとして、競合他社のオゼンピックやウゴービなどと共に大きな話題になりました。https://hc.nikkan-gendai.com/articles/279905
ではなぜ肥満の特効薬が睡眠時無呼吸症候群にも効果があるのでしょうか?
肥満症の人は鼻や舌にも脂肪が沈着しています。首も脂肪で気道が狭くなり、大きくなった舌が酸素の流れを妨げることもわかっています。そこで体重を減らせば、閉塞性の睡眠時無呼吸症候群は減るだろうと推測されていました。しかしこれまでは手術を受けない限り大幅な減量はほぼ不可能で、この仮説も実証できなかったそうです。
今回の発表が、肥満だけでなく、閉塞性の睡眠時無呼吸症候群に悩む人への朗報であることは間違いなさそうです。