若いころから「ぎっくり腰」を何度も…コルセットでやり過ごしてきた

公開日: 更新日:

 またぎっくり腰に関連して指摘しておきたいのは、コルセットに頼り過ぎることは禁物だということです。

 コルセットを巻いて痛みを和らげること自体は特段問題ありませんが、巻いた状態で寝たり、痛みが少ない姿勢で巻き続けることは良くないのです。コルセットは、あくまで痛みを出来るだけ少なくさせた状態で動けるようにするためのサポートツールと考えましょう。

 むしろなるべく着けずに出来る限り普段通りの生活を心がける方が、天然のコルセットである腹筋や背筋を少しでも強化することになり、回復を早めます。

 冒頭の患者さんを改めてMRI診察したところ「椎間板ヘルニア」という結果に。背骨の間のクッション材である椎間板が変形して飛び出し、神経を圧迫する病気です。

「咳をするだけでもひびくこともある。くしゃみは怖いために気をつけている」と男性。本当はスポーツジムに行って体を動かしたいし、来年は海外旅行にも行きたい──。そのために、治療を頑張る、とのことでした。 =おわり

(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・菅野智之 完全復活の裏に「格の落ちる相手投手」にぶつける阿部監督の心遣い

  2. 2

    ジャンポケ斉藤慎二に付ける薬なし…2度目の不倫発覚に「女性を消耗品扱い」と識者バッサリ

  3. 3

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  4. 4

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 5

    自民ベテラン“ドサクサ駆け込み世襲”に批判続出!桜田義孝元五輪相は長男内定まさかの失敗

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 8

    石破首相「裏切り解散→10.27総選挙」で国民の恨みを買う!学校行事と“丸かぶり”投開票日に批判殺到

  4. 9

    「不倫報道2連発」ジャンポケ斉藤“復活”のカギは? とにかく明るい安村の泥臭さか、有吉弘行のいじりか

  5. 10

    書類送検されたジャンポケ斉藤慎二の「病的な女癖」…仕事中に20代女性に性的暴行の“異常性”