乳がん手術後の「乳房再建」で後悔しないために知っておきたいこと

公開日: 更新日:

保険適用となってから経験不足の形成外科医も施術を行うようになり、乳房再建のトラブルが増えたと感じています。やり直しの依頼もある。1次2期再建と2次2期再建はどちらもメリット、デメリットがあります。再建するかしないかも含め、自分が納得いく方法を選ぶべきです」

 乳がんの全摘時にエキスパンダーは入れたが、再建は手術を受けた病院とは別のところで受ける人、再建に関して情報収集をしたいと2次2期再建を選ぶ人もいる。2次2期再建は、全摘後から何年経っても可能だ。

 近年、人工乳房での再建後、乳がんとは異なるがんを発症するリスクが指摘されている。人工乳房周囲に形成される組織から発生すると考えられているが、はっきりした原因は不明。日本での発症報告は、ひとつは悪性リンパ腫で6例(2023年9月時点)、もうひとつは扁平上皮がんで日本では0例(同年3月時点)。

「人工乳房は10年での入れ替えが推奨されていますが、破損などなければそのままで構いません。マンモグラフィー検査も問題なく受けられます。再建後のがんや破損などのチェックもあり、生涯にわたり定期的なフォローアップが必須です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚

  2. 2

    二宮和也「ブス発言」と中居正広「指差し高笑い」の“イジリ”のダサさ…中高年になっても若い時のまま

  3. 3

    竹内結子さん急死の謎 家庭と仕事の両立に金銭的な重圧も

  4. 4

    メジャーで人気沸騰も菅野智之に致命的“欠点”… 巨人関係者が不安視する「野手をウンザリさせてきた悪癖」

  5. 5

    中居正広が地上波テレビから消える?「女性トラブルで“示談金”9000万円」報道の深刻度

  1. 6

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  3. 8

    不倫の斉藤由貴 モルモン教徒は「離婚できない」は本当か

  4. 9

    大阪万博のシンボルにくすぶる“パクリ疑惑”…リングの愛称は「パクリング」でエエんちゃう?

  5. 10

    「かわいそうな日本の老人」…訪日した中国人がタクシー運転手にギョッとするわけ