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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【高カカオチョコレート】血圧を下げ、糖尿病リスクを抑える

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 その他にも、高カカオチョコレートの摂取が、脳の集中力維持や疲労感の軽減、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の低下に関係しているという報告もあるのです。

 一方で、カカオにはカフェインやテオブロミンが含まれており、過剰に摂取すると不眠や動悸を引き起こす可能性があります。また、市販の高カカオチョコレートの中には砂糖や脂質を多く含むものもあるので、成分表示を確認しながら摂取することが大切です。推奨される適量は1日25~30グラム程度なので目安にしてみてください。

 もし食べるのであれば、糖質やカフェインを取ることで逆に体内時計のリセットに役立つ朝、もしくは昼などの活動期に食べるのもおすすめです! 適量を守ることで、カカオの持つ健康効果を無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか?

【連載】時間栄養学的「気になる食品」

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