乳がん術後リンパ浮腫はスーパーマイクロ手術で治る可能性
乳がんは、女性のがんで最も多いがんで、最近はタレントの梅宮アンナさん(52)がこのがんで右の乳房を全摘されました。その闘病の経過を折に触れてSNSなどで発信されていますから、男性読者もご存じかもしれません。そこで今週は、乳がんについて考えてみましょう。
その梅宮さんは右のリンパ節にもがんの転移があったそうで、乳房と一緒にリンパ節も切除されています。リンパ節の切除で発症しやすいのがリンパ浮腫です。梅宮さんもその状況について「週刊女性PRIME」でこう語っています。
「胸の切除した部分や右腕全体、背中がむくみやすくなってきました。ブラジャーをつけて3時間くらい経つと、背中の右側がむくみで膨らんでしまう」
リンパ節は、リンパ管をつなぐ器官で、免疫機能を支える役割を果たしています。それがなくなると、リンパ管を通るリンパ液の流れが障害されるため、むくみやすくなるのです。
切除した方の腕は、もう一方と比べて2、3倍に太くなることも珍しくありません。その腫れによって、重さやだるさ、痛み、皮膚の硬化、関節の動きの抑制、そして感染症などの症状がみられます。