石橋貴明さんが公表した「食道がん」の誤解と盲点…早期発見のポイント
それでも「自分は酒をたくさん飲んで鍛えたから、酒を飲んでも顔が赤くならなくなった。食道がんのリスクは消えた」と言う人がいる。
「そのように誤解している人は大勢います。酒で顔が赤くならなくなっても、体質は変わっておらず、食道がんのリスクが変わらず高いままです」と山本医師は解説する。
去る2月にステージ4の食道がんで亡くなったプロレスラーで文京区議会議員の西村修さん(享年53)も、もともとは酒を飲んで赤くなるタイプだったが、酒を鍛えて、顔が赤くならなくなり、「食道がんのリスクは大丈夫になった」と判断して酒を飲み続けたとされる。
4月3日、自身のYouTubeチャンネルで食道がんを公表した石橋貴明さんは、「去年(2024年)の秋から体調がよくなかった」とし、それでも「なんとか頑張って働いていたんですけども、今年2月にあまりにも体の調子が悪くて、病院で検査しましたところ、がんになってしまいました」と告白した。
■バリウム検査だけでなく胃カメラも