大地震の予兆か…日本列島の南北で“同時揺れ”の不気味
26日午後2時13分ごろ、北海道函館市で震度4の地震(M5.5)を記録した7分後、鹿児島県知名町で震度5弱の地震(M5.6)があった。
いくら“地震大国”といっても日本列島3000キロの端と端で同時に起きるとは不気味だ。いったい日本列島で何が起きているのか。2つの地震は連動しているのか。元前橋工科大学教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)はこう解説する。
「2つの地震は連動していると思います。4月に起きた熊本地震の2カ月後に、函館で地震が起きた現象と同じです。アーチ状の日本列島は北海道と九州で支えられています。シーソーのように、一方が動くともう一方も動く。熊本地震の時のように数カ月のタイムラグがある場合もあれば、今回のように数分で連動することもあります」
2つの地震は、これから発生する大地震の予兆なのか。
「いま、日本列島は、地震の400年サイクルと1200年サイクルが重なる時期に突入しています。活動期に入ったのは間違いありません。気になるのは、青森県の十和田湖周辺で最近頻発している微小地震です。十和田火山の噴火の予兆の恐れがあります。もともと十和田湖は火山の噴火で形成された湖です。十和田火山が噴火した時、心配なのは六ケ所村の核燃料再処理工場にも近いこと。もうひとつ、東京湾直下にある南関東ガス田は要注意です。メタンガスは圧力がかかると爆発します。2020年東京五輪の前後に危機が訪れてもおかしくありません」(濱嶌良吉氏)
ホントに東京でオリンピックを開いて大丈夫なのか。