米長邦雄九段 49歳11カ月で悲願の名人獲得の裏エピソード
![佐瀬一門の棋士たち(提供写真)](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/216/852/41e5c2e39cced9b580bcd9fb385379d720171102132040634_262_262.jpg)
1993(平成5)年3月、米長邦雄九段(当時49)は名人戦で7回目の挑戦者になった。米長は「菜の花は薹が立ってから花が咲く」と当時の心境を語った。花の茎である薹は伸びると硬くなって旬を過ぎるが、それから咲き誇る菜の花に「もう一花咲かせたい」という自身を見立てたのだ。
米…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,024文字/全文1,164文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。