高札十番「阿部川町」の巻 平蔵と左馬之助が落ち合う浅草・奥山が見つけられない
阿部川町は池波正太郎さんの時代小説作品にしばしば登場する。「剣客商売」の「金貸し幸右衛門」ではこうだ。
「用意の提灯に火を入れた幸右衛門は、その大通りへは出ずに、新堀川沿いの道を南へすすみ、阿部川町の角を西へ曲がった」
「梅安初時雨」には仕掛人・小杉十五郎が元鳥越か…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,116文字/全文1,256文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】