屋内なのに…インドの政府職員がヘルメットをかぶって仕事をしていた仰天の理由

公開日: 更新日:

 バイク用のフルフェースのヘルメットをかぶって室内で仕事をする人々。インド中部テランガーナ州ビアープールにある政府機関、マンダル・パリシャッド開発担当官(MPDO)事務所での光景だ。

 同事務所の業務は、インフラを整備し、住民にネット環境を提供することで地域を発展させることだが、事務所が入っている建物は築約100年で老朽化し、ボロボロ。雨漏りがひどい状態で、天井が脆弱(ぜいじゃく)になり、時々、セメントの塊が落ちてくるという。

 実際先日、職員の近くに大きな破片が落下し、危うく重傷を負うところだった。職員らはもっと安全な環境への移転を繰り返し要望しているが、なかなか実現しない。そこで背に腹は代えられず、みんなでヘルメットをかぶって仕事をするようになったという。

 この様子を撮影した動画が8月初めにネットに投稿され、SNSで急拡散。メディアにも取り上げられた結果、職員らへの同情と当局への批判が殺到したため、同州の政府当局者は先日、MPOD職員を「すぐに」別の建物に移転させると発表した。

 良かった!

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方