墨田高札十二番「高杉銀平道場」の巻 2つの遊郭を結ぶ「親不孝通り」の由来
以下は、池波正太郎さんの「本所・桜屋敷」の一節。若き長谷川平蔵が剣の道に打ち込んだ高杉銀平の道場のあったあたりはいまは荒れ果ててしまっている。そこに平蔵は一人足を踏み入れたのである。
「ひなびた茶店の裏道が、横川べりまでつづき、その川べりの右側に朽ち果てかけた藁屋根の小さ…
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