能登半島地震で大半が液状化 耐震化だけでは被害は防げない…都心のタワマンは大丈夫か?

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東京都「液状化予測」で豊洲、月島、晴海は?

 東京都は「液状化予測図」を公開しており、それによると、「液状化の可能性が高い地域」には荒川や隅田川沿い、江東区なら北砂・東砂・南砂のほぼ全域、さらに豊洲2、5、6丁目のエリア。また中央区は月島1、2、3、4丁目、晴海4丁目だ。大田区は大森東3、4、5丁目、大森南3、4、5丁目となっている。一方、皇居以西のほとんどの土地は「液状化の可能性が低い地域」となっている。

「ただ、以前は川や沼だった旧河川や旧沼地などは緩い砂地盤で、地下水の水位も浅いことが想定され、液状化の可能性が高い地形になります」(横山所長)

 必ずしも全ての土地で安全とは言えないようだ。今回の能登半島地震では「道路から水がばーっと噴き出て、膝下までぬれた」という住民の証言があったように、砂が地表に噴出する「噴砂」と呼ばれる現象も起きている。東日本大震災の際に千葉県浦安市のコンビニが砂で埋まったのと同じ現象で、都市部の住宅エリアで起きてもおかしくはない。

■液状化の調査方法と費用は?

 では、自分の家が液状化しやすいかどうか、どのような調査をすればわかるのか。

「住宅では液状化を対象にした地盤調査は義務付けられておらず、調査は行われないことがほとんどです。詳細に液状化の可能性を検討するなら、ボーリング試験に加え、液状化の可能性がある深さの土を1メートルおきなどに採取して砂と粘土がどれだけ含まれているか調べます。費用は20万円程度からになります」(横山所長)

 液状化しやすいとされる湾岸エリアでは、今でもタワーマンションの建築計画がひしめいている。月島3丁目に建築予定の58階建てのタワマンは、N値50以上の地盤の支持層(地下27~31メートル以深)に198本の杭を打って対策。むしろ、このような大規模集合住宅は敷地内の液状化対策も同時に行うので、逆に液状化については安心ともいえる。とはいえ、敷地から一歩外へ出ると、信号が傾いたり道路が波打っている可能性はある。内灘町では道路が1メートルも隆起してしまった場所も見られた。

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