花見は江戸時代から庶民の楽しみ 4月の主な行事は覚えておきたい
4月の行事編
4月に入りました。新年度の始まりですね。4月上旬に入学式を行う学校も多く、新入生や新入社員の初々しい姿を目にする時季でもあります。
4月の異称は「卯月」。卯の花が咲く時季なので「卯月」と呼ばれるようになったという説があります。
■お花見
3月下旬から4月にかけて、全国各地の桜の名所では桜を楽しむ人々で賑わいます。
古くは農民が、春に田の神様を迎えて五穀豊穣を祈願する行事であり、山野に出かけてお花見を楽しんだのが始まりといわれています。
平安時代には貴族たちが桜を観賞しながら、歌や楽器の演奏を楽しむようになりました。江戸時代になるとそれが庶民にも広まり、お花見は庶民の娯楽になりました。
■花祭り(4月8日)
お釈迦様の誕生日とされる4月8日には、各地のお寺で、誕生日をお祝いする「灌仏会」、あるいは「仏生会」といわれる行事が行われます。一般的には「花祭り」と呼ばれています。