株主総会や就職説明会で“武器”になる プロライターが実践する企業に「本音を語らせる」テッパンの質問

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誰にでも役にたつ「本音引き出し術」

「インタビュー力は普段の生活や仕事の現場でも役にたつ」といからし氏は言う。例えば、就職説明会。そこで人事担当者から本音を引き出すコツはこうだ。

「御社の強みを教えてください、と単に聞くだけでは、人事担当者は会社の立場の意見しか言えません。そうではなく、“〇〇さん(企業担当者)は会社のどこに魅力を感じていますか?”と、個人として意見を求めるのがコツです。そうすると“あくまでも私個人の考えですが”と、リアルな意見を引き出すことができます」

 本音を引き出すのが難しいのは会社の上司に対しても同じ。社内での立ち位置が高くなればなるほど言いたいことが言えなくなるからだ。本書はそのトップである社長にインタビューという武器で挑み、会社という「場」の魅力は何かという本質的な問いに対する答えを引き出した、社会人必読の一冊となっている。

(聞き手=有村絵理)

▽いからし・ひろき プロライターとしてこれまで1000人以上をインタビュー。各種記事のライティング、ビジネス本の編集協力、ライター目線でのPRコンサルティング、プレスリリース添削や作成なども行う。2023年6月にライターズオフィス「きいてかく合同会社」を設立。聞いて書けるライターの育成にも取り組んでいる。

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