大阪万博はうっすらウンコ臭い? “腐った卵”硫化水素が流出も「対策これから」の体たらく
爆発事故現場の東トイレ棟の地下ピット内では測定1364回のうち「1ppm超」を221回、「1ppm以下」を144回検知した。
協会は爆発事故を受け、ピットから屋外へ通じる強制換気型の排気ファンを設置する計画だが、硫化水素は空気より重いため屋外に排出されても滞留する可能性がある。つまり、ガス管や東トイレ棟の周囲は、うっすら「ウンコ臭い」かもしれないのだ。
■会場入り口の西ゲートと「EXPOアリーナ」が…
万博協会は「ガス管は来場者が近づけないよう、夢洲1区の海側やメガソーラー発電機の置いてある場所に移設を進めている」(広報担当)と説明したが、臭気対策については「これから検討する」(同)と答えた。
悲しいかな、硫化水素が漂う夢洲1区には、会場入り口の西ゲートがあり、同区の東トイレ棟のすぐ脇には屋外イベント会場の「EXPOアリーナ」が位置している。会場の顔である入り口ゲートやイベント会場がウンコ臭いのは、さすがに「勘ベン」して欲しい。すでに鼻つまみモノの万博がこれ以上ニオってどうする。
このままでは万博遠足に駆り出される大阪府内の小中高校の児童・生徒が、「え、クサ~い……」と口にすることになるのではないか。