マチアプに“借金男子”が増殖中!生活苦を訴え、カネを無心。助けを求められたら即すべきことは…

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コクハク

なぜマッチングアプリに幻想を抱く?

 マッチングアプリで近ごろ見かけるのが「借金男子」です。支払いが大変なので、支援してくれる女性いませんか、と呼びかけているのです。
 彼らはどういう事情で借金に陥ったのか、ウオッチしてみました。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 マッチングアプリでパトロンを見つけて借金返済をもくろむ男性たちの多くは、「どこかにお金持ちの女性がいて、自分にお金を出してくれるかもしれない」という夢を見ています。

 宝くじを買うような気持ちなのかもしれません。

 彼らがこのような幻想を抱く理由は、パパ活女子の存在です。「パパ活がそんなに稼げるんなら、自分もママ活してみたい」と夢見てしまうのです。もうひとつは「ママ活したらこんなに稼げた! あなたも始めよう!」と大量の札束や高級車画像と共に煽ってくるネット広告の存在です。

 そんなオイシイ話があるのなら自分も儲けたい…と思うものの、広告経由では高額の初期費用を求められてしまいます。そんなお金は払えないので、自力でパトロンを探そうという男性たちがマッチングアプリで「借金あります、助けて!」と叫んでいるわけです。

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生活苦の男性たち

 実は最も多いのが「生活が苦しくて、給料だけじゃやっていけないので借金を続けている」という男性。物価高の影響をモロに受けているらしく、痛々しく感じます。なんとか副業するなり頑張って節約するなりして生き抜いてほしいですね。

●詐欺の被害に遭った

 投資詐欺に大金をだまし取られてしまったという男性も増えています。失った財産を取り戻すためにお金持ちの女性を探しているそうですが、簡単には見つからないかもしれないので、まずは警察や弁護士に相談するほうがいいでしょうね…。

●ギャンブルでスッた

 だいぶ減ったとはいえ、まだ一定数いるのが、ギャンブル、特にパチスロでの借金を抱える男性です。なかには借金して宝くじを買って一発逆転を狙う人も。ギャンブルで作った借金を穴埋めしてくれる女性なんて、なかなか見つからないのでは…。

意外に多いキャバ嬢や&風俗嬢に「貢ぐクン」
●事業に失敗した

 事業で借金を背負ったという理由をあげて支援を募る男性のなかには、40代や50代などかなりの年齢の男性も少なくありません。「なんでもしますから助けて!」と必死に呼びかけていますが、かなり厳しそうです。

●キャバや風俗で遊んだ

 意外といるのが、キャバ嬢や風俗嬢に貢いでお金がなくなったという男性たち。でもそれを正直に打ち明けるのは問題です。パパ活する女性たちも、パパにホストのことは話さないはず。そんなこと言ったらパパのテンションが落ちてしまいますからね。

今すぐ稼げるわけがない

 借金系男子たちは、相当支払いが大変なのか、酷暑でもマッチングアプリにSOSの書き込みを続けています。中には「明日までに支払わないと電気を止められてしまう!」という切迫した状況の人も。

 しかし、出会ってすぐの男性にいきなり大金をくれるような女性がいるというのは、ネット広告による幻想です。

 ある程度仲良くなり、この男性と離れたくないと価値を見出さないと、女性はお財布を開かないので、時間が必要です。

借金男子を見つけたら
 マッチングアプリでやり取りしている途中で相手の男性から、「実は借金がある。助けてほしい」と切り出されたら、どうしたらいいでしょう? その時点でさよならするのが一番安全です。

 女性の目的は恋人探しなのに、男性の目的はATM探しなのですから、ニーズが合っていないのです。

 彼は自分のことが好きなのではなく、お金のためにやり取りしているだけなのだと気づけば、恋愛感情も一気に冷めるはず。

 お金の問題は彼自身の問題なので、もちろん助けてあげる必要はありません。女性に甘えず、一攫千金を狙わず、自力で解決を目指してもらいたいですね。

(内藤みか/作家)

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