「おいしいご当地駅みやげ大百科 お菓子・スイーツ編」「旅と鉄道」編集部編
「おいしいご当地駅みやげ大百科 お菓子・スイーツ編」「旅と鉄道」編集部編
旅先での楽しみのひとつにお土産屋さんをのぞくことをあげる人も多い。
しかし、その売り場では、名物菓子を中心とする食品類が大きな面積を占め、どれを選べばいいのか悩ましい。定番や、名物と言われるモノははずしたくないが、季節限定商品にもそそられる。
そんな楽しいお悩みを、旅先の前から味わいたいという方にお薦めなのが本書だ。全国の駅ナカや駅ビル、または駅前のショップで購入できるお薦めのお菓子・スイーツを一堂に集めたビジュアルガイドだ。
まずは北の玄関口、札幌駅から。
「白い恋人」や六花亭の「マルセイバターサンド」など、お馴染みのスイーツと並んで紹介されるのは道民のおやつとして親しまれているロングセラー「日本一のきびだんご」(谷田製菓 140円)だ。このお菓子、同じ名前の岡山名物とは全く異なる短冊形の独自のお菓子だそうで、プロ野球チームとのコラボ商品「ファイターズ きびだんご」(259円)もあり、お土産にピッタリだ。
盛岡駅では、伝統菓子の「南部せんべい」は欠かせない。その南部せんべいの焼きたてを粉々に粉砕しトーストアーモンドを加え、高品質のチョコレートでコーティングした「チョコ南部」なるお菓子も登場。こちらはデビューした2009年だけで400万粒の大ヒット商品なのだが、冬~春(10~5月)の限定販売だという。
ほかにも、上野駅の「パンダのうんこ」(宇治抹茶をまぶした麩菓子)、藤井聡太棋士が対局中に食べて爆発的に人気となった名古屋駅の「ぴよりん」などのユニークな商品まで、130余駅・約440種もの商品が勢ぞろい。
いっそのこと、これらを買いに旅に出てしまいたくなる。 (イカロス出版 1980円)