親の離婚で子どもは不幸確定? 自分の幸せを追求するのはわがままじゃない!
【解消されない夫婦のモヤモヤ】
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
「子どもの人生より自分の人生が大事なんですか?」
セックスレスで離婚します! と発信すると、こんな言葉を投げかけられます。
しかし、自分の人生を犠牲にしてまで、子供の人生を優先すべきなのでしょうか?
本当に子どもの人生の方が大事なのか?
子どもを産んだ以上、子どもの人生にも責任が生じます。
しかし、自分の人生より子どもの人生の方が大事、というのは果たしてそうなのでしょうか?
子どもだって、やがて成人して巣立っていきます。
それまでに自分で生活できる能力を身につけさせ、社会に適応できる人間に育てるのが親の役目です。
子どもが自分の力で人生を切り開けるように全力でサポートするのは当然でしょう。
しかし、だからといって自分の人生を犠牲にしてまで、子どもの人生を優先させるべきという考え方にはどうしても賛成できないのです。
子どもが幸せなら、自分の幸せは追求しなくてもよいと考えるのは少しさみし過ぎやしませんか。
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両親の離婚を子どもはどのように考える?
離婚問題に悩む方のための弁護士監修情報検索サイトを運営する「離婚弁護士相談リンク」が両親が離婚している20代から30代の男女1,000人を対象に、「親の離婚は子供にどのような影響を与えるのか」に関する調査を行いました。
「今振り返ってみて両親の離婚・別居をどう思うか」と質問したところ、「特になし」が44.7%、「父母にも自分にもよかった」が28.3%と、否定的な感情を持っている人のほうが少ない結果です。
「特になし」の中には複雑な感情が混ざっている可能性もあります。
しかし、大人になれば「親の人生」と「子供の人生」は別のもの、と考えられるようになるのかもしれません。
親の人生も続く
子どもたちが巣立った後も、私たち親の人生は続きます。
その後の自分の人生を充実させることは、決してわがままではありません。
親が自分の幸せを追求する姿を見せることは、子どもにもポジティブな影響を与えるのではないでしょうか。
少なくとも、親が自己犠牲を強いられて常に不満を抱えている状況よりはよほど良いですよね。
親として子どものケアは必要
ただし、子どもの性格や周囲の環境、親の接し方によって、子どもが「離婚」をどう捉えるかは異なります。
親としてのケアは必要です。子どもの気持ちを理解し、寄り添う努力は欠かせません。
この部分に関しては、今後の筆者の課題であり経験者の意見をたくさん聞いてみたいと考えています。
自分の人生を大切にしたい
人生は一度きり。
自分の人生を幸せにする選択をするのも、大切ではないでしょうか。
子どもたちが巣立った後も親としての役目は続きますが、直接的なサポートだけではなく、幸せな人生を送る姿を見せて、安心してもらうのも大事だと考えます。
筆者自身が母親が父親の酒癖の悪さや、モラハラで悩んでいる姿を見て心を痛めていたので、よりそう思ってしまいます。
子どもを持つ親としての責任は重いですが、それ以上に自分の人生も大切にしたい。
子どもたちの自立心を育てつつ、自分自身も幸せを追求することで親子共に豊かな人生を送れるはず、そう信じています。
(豆木メイ/フリーライター)