岸田首相は自民党総裁再選に内心ビクビク?「落選危機議員」支持取り付け画策の姑息
9月末の自民党総裁選での再選に向け、ヤル気満々だとされる岸田首相だが、不安があるようだ。
先週26日の総務会で総裁選の選挙管理委員会のメンバー11人が決定。総裁公選規程によると、選管は総裁が指名した党所属国会議員で構成され、中立性の観点からメンバーは総裁選候補の推薦人にはなれない。今回は無派閥が5人で安倍派3人、麻生、茂木、二階各派から1人ずつが選ばれた。一方、岸田派から誰一人起用されなかったことが、物議を醸している。
「岸田派から選管メンバーに入れれば、総理はその分だけ推薦人を確保できなくなります。自派からの起用を避けたのは、推薦人確保に不安があるからではないか、と臆測を呼んでいる。今回は候補者が乱立して推薦人を集めづらくなる恐れがあるため、事前に手を打ったのではとみられているのです」(官邸事情通)
■「解散後ろ倒し」を条件に…
さらに、岸田首相は議員票を獲得するための奇策も検討しているそうだ。総裁再選後、「来年10月末の衆院議員任期満了ギリギリまで解散しない」と約束することで、次期衆院選で落選危機にある議員の支持を取り付ける戦略である。