パリ五輪は「史上最悪の祭典」…テロの脅威、暴徒、競技場不備、蒸し風呂の移動バス、選手村はエアコン無し

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 日本時間27日、雨が降りしきるパリ市内のセーヌ川で開会式が行われた。夏季大会では初めてスタジアム外を会場に使用し、計204の国と地域、難民選手団が名を連ね、32万人余りの観衆が見守った。

 日本選手団は93番目に登場。船で川をパレードする中、旗手でフェンシング女子の江村美咲(25)と、新種目ブレイキン男子の半井重幸(22)らが声援に応えた。

 名所エッフェル塔前のトロカデロ広場でフランスのマクロン大統領とIOCのバッハ会長が挨拶。開会宣言が行われると、聖火リレーがスタート。サッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダンから、テニスラファエル・ナダル、短距離走のカール・ルイスら24人のアスリートらでつないだ。

 最終走者を務めた柔道男子のテディ・リネールと短距離女子のマリー・ジョゼ・ペレクが球体状の聖火台に火をともすと、台は気球として夜空に浮かび上がり、幻想的なムードに包まれた。

 セーヌ川を舞台とした式典は、川岸のルーブル美術館など観光名所が連なる。世界的歌手のレディー・ガガやセリーヌ・ディオンも美声をとどろかせた一大イベントは現地夜11時半ごろにお開きとなった。

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