どうする? 野党候補一本化「競合88選挙区」…立憲・野田新代表「最初にして最大の試練」

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「自公を過半数割れに追い込む。そのために野党の議席を最大化する」──。その意気やよし。問題は野党第1党の新たな党首として、どう実現に導くかだ。立憲民主党野田佳彦新代表の最初にして最大の試練は、持論である野党候補の一本化だ。

 早期の衆院解散・総選挙が見込まれる今、政権交代に向けた野党連携は急務。しかし、前代表の泉体制下で共闘は一向に進まず、特に共産党の態度は硬化しつつある。立憲代表選では4候補とも共産との選挙協力に慎重姿勢。共産は「(共闘の)意思が伝わってこない」(小池晃書記局長)と対抗措置のごとく、立憲の現職・新人のいる選挙区に公認候補をバンバン擁立しているのだ。

 すでに全289小選挙区中150以上で公認を内定し、少なくとも88選挙区で立憲と競合。日本維新の会国民民主党なども加えると、候補者調整はより複雑な連立方程式となる。

「集団的自衛権の行使を認めた安保法制の廃止が、共産には共闘の『一丁目一番地』。即時廃止を否定する野田さんが代表では、関係修復は困難」(野党関係者)との見方もあるが、「対話の余地はまだ十分にある」とは別の野党関係者だ。

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