安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか
野党だけで三つ巴の様相なのが、安倍元首相の最側近とされた萩生田光一元政調会長(東京24区)のお膝元。萩生田氏が長年癒着してきた旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめぐる問題に詳しい立憲の有田芳生元参院議員のほか、国民民主、3日にも維新に合流する教育無償化が候補を擁立している。
■どこもかしこも乱立
選挙予測に定評のある政治評論家の野上忠興氏はこう指摘する。
「野党がうまく候補者調整をすれば、裏金議員は軒並み厳しい。とりわけ萩生田氏に関しては、裏金、旧統一教会、創価学会を支持母体とする公明党との亀裂という三重苦に直面している。教団にボランティア支援を頼めないという点も加味すれば四重苦。3年前の前回は次点に10万票超の大差をつけましたが、砂上の楼閣です。党員資格停止中の下村博文元文科相(東京11区)、松野博一前官房長官(千葉3区)も落選危機とみています」
萩生田氏同様、反日カルト教団とベッタリの下村氏の選挙区にも立憲、維新、共産の候補がズラリ。松野氏と高木毅元国会対策委員長(福井2区)のお膝元には立憲と共産が並ぶ。