安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか
「北陸3県は絶対的な保守地盤ではあるものの、さすがに高木氏には冷たい目が向けられている。若き日のパンツ泥棒疑惑に飽き足らず、パー券収入までくすねていたわけだから」(自民党関係者)
離党勧告を食らって追い出された世耕弘成前参院幹事長は、体よく鞍替え。二階俊博元幹事長が、公設秘書を務めた三男への世襲をもくろむ和歌山2区に無所属で出馬する。5日に後援会メンバーを招いて「熱い思い」を伝える緊急集会を開く予定。共産も立てるものの、保守分裂にかき消されそうだ。
「地元を取り仕切る二階氏の長男は三男への禅譲が面白くない。世耕氏に急接近するなど、不穏な動きを見せていましたが、どうも袖にされたようです。世耕氏が出馬強行に至ったのは二階氏側からの不出馬要請が決め手。〈それほど厳しい情勢なら勝てる〉と踏んだ」(地元政界関係者)
下村氏と同じく党員資格停止中の西村康稔元経済産業相(兵庫9区)には立憲と維新が挑む構図だ。西村氏は辻立ちに精を出すなどし、現職アピールで逃げ切ろうとしている。