石破首相は“安倍政治の総括”を放棄したのか…赤木雅子さんと交わした携帯メッセージ
今年5月には「今こそ」
その5日後、再びメッセージが届いた。
「岸田氏からは『手紙はもちろん読みます』との返信がありました。世論の高まりが大切です。私も全国の総選挙(3年前)の応援演説でこの件を訴えて参ります。諦めない限り思いは必ず叶うと信じます」
そして今年5月。財務省が雅子さんの情報開示の求めを再び拒否した時。
「森友問題は未だに終わってはいないとの認識を強く持っておりますが、残念ながら現政権(岸田政権)にはそのような意識があまり感じられません。反省を込めた安倍政治の総括が今こそ求められます」
安倍政権に批判的で「党内野党」と呼ばれ、森友事件の真相解明を唱えてきた石破首相。遺族との間で実はこれだけのやりとりを重ねていた。それが今や、総選挙での劣勢が伝えられると演説で「悪夢のような民主党政権」と発言。それって安倍さんの決めゼリフでしょ。森友再調査から逃げる姿は、“安倍政治の総括”という持論を石破首相が自ら放棄した象徴のように見える。