30代半ばの店長が面接官…ネットカフェの深夜勤務に絡んでくる酔っ払いもいると教えられ

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「では質問です。これまでのビジネス経験で一番つらかったのは何でしたか?」

 突然、聞かれて言葉に詰まった。こうした問いかけへの答えを用意していなかったからだ。想定外の質問を受け、とっさに思いついたのがブティック警備員のバイトだ。

「有名ブランド店の警備員です。立ちっぱなしなのでつらかった。まるでナチの拷問でした」

 木島氏のやや期待外れという表情を見て「しまった」と思った。彼は私が定年退職まで続けていた営業職での経験談を求めていたのだ。

「では逆にうれしかったことは何ですか?」

 これも想定外のため、「お客さんに喜んでもらったことです」と具体性のない回答をしてしまった。そのせいか木島氏の顔色は冴えない。

 これでは不合格だろう。ならばと思い「どんな人材を求めてるんですか?」と聞いてみたら、「採用条件を明かしてしまうので、お答えできません。弊社の方針で企業秘密です」。


 こんなふうに拒絶されると私は燃える。

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