急な寒暖差でシニアのワンちゃんネコちゃんも不調に…飼い主は心拍数でチェックできる
ネコちゃんはワンちゃんより速く、1分間に160~180回くらいです。
この目安を上回るようなら、かかりつけ医に診てもらうとよいでしょう。あまり深刻な様子で伝えると、超音波検査や心電図検査など次から次へと検査をされてしまうかもしれないので、「何となく脈が速い気がしますが、心臓の音はいかがですか?」と軽い感じで聴診してもらうとよいと思います。学生時代、師匠に「聴診の経験値が上がると、悪い音がすぐわかるようになる」と訓練されたものです。
もし雑音があって、薬を始めるかどうかは相談してください。それとは別に自宅でできることを紹介しましょう。
ひとつは飲水量のチェックです。気温が下がって水が冷たくなると、嫌って飲まなくなり、飲水量が減ることがあります。その場合、ぬるめのさゆにすると改善します。元の量に戻るだけなので尿の回数や尿の濃さのチェックも忘れずに。
一般にワンちゃんもネコちゃんも体重の3~5%が通常の飲水量で、これよりも多くなると代謝機能の低下が疑われます。冬は飲水量を確認しやすいので心掛けることをお勧めします。