大谷翔平はなぜワールドシリーズで活躍できなかったのか…ハワイで現地英語TV中継を見ながら考えた
シーズン中の2人の活躍シーンが何度も映し出され、2人のインタビューも流された。
英語ばかりの中で大谷の日本語にホッとしたが、アメリカ人は“違和感”を覚えたのではないか。チームメートや塁上で他チームの選手とは英語で話しているのだから、片言でも英語で答えるべきではないか。地区シリーズ前のインタビューで、記者から「緊張しているか」と聞かれ、「NO」と答えたことが日本では話題になったが、この国に7年もいてそれだけ?
近くのギフトショップで、ドでかいソーセージを挟み込んだホットドッグ(約1200円)とコーラを買い込み、第1戦からドジャース優勝までを見続けた。WS最高のシーンは、第1戦、延長十回裏にフリーマンが打った逆転満塁サヨナラ本塁打だった。フリーマンは足首を捻挫していたが、シリーズ後、肋骨も骨折していたことを明かした。彼の不屈の精神とベッツの闘志あふれるプレーがドジャースを鼓舞し、監督の下手な采配にもかかわらず、チームを優勝に導いたのは間違いない。
日本では連日「オオタニサン万歳」がスポーツ紙の1面を飾ったようだが、シリーズ通算打率は1割5厘で本塁打ゼロ。ジャッジも18打数で7三振、本塁打1本のみ。おまけに最終戦で平凡なフライを落球して、ドジャースの逆転劇をお膳立てしてしまった。