広島の流山銀座で40年「新京本店」で一晩100杯出るウコン多めのカレー汁を堪能
コーラスグループ「フォレスタ」のコンサートで2年ぶりに広島に来た。
広島では必ず行く場所がある。それは原爆ドーム。早朝の原爆ドームでしばし厳粛な気持ちになる。暗いうちから多くの外国人観光客が神妙な面持ちで眺めている。その数は2年前とは比較にならない。こんなご時世だからこそ、多くの人に見てもらいたい。
ところで、せっかくの広島である。終演後はやはり牡蠣か穴子か。お好み焼きと魚介の鉄板焼きを肴に広島の銘酒・醉心をキューッと、なんて想像をしていた。
が、こちらの知人に連れて行ってもらった店はまさにワン&オンリーといった感じの食堂酒場。中国・四国地方随一の歓楽街、広島の流川銀座で店を構えて40年の名店、「お食事処・新京本店」だ。この辺りは多くの居酒屋、スナック、お好み焼き店などを中心とした飲食店が軒を連ねている。中には怪しげな店もありアタシとしては2、3日腰を据えて通いたい街である。
新京本店は1945年創業。現在、お店を切り盛りする河野さんとお姉さんの和田さんの祖父母が屋台から始めたという。その後、移転を繰り返し、現在の店がある流川に落ち着いた。