今どき退職届はメールが正解…「直接会って誠意を」は昭和的なのか
〈「4月1日に入社できません」3月22日。職場の空気がはりつめる。採用担当者に1通のメールが届いた〉--人事担当者とおぼしきXのポストが先週、ちょっと話題になっていた。
採用した学生が、「入社辞退」をメールで送ってきたことに対する、採用担当者の憤りがうかがえるポストだ。
〈こんな大切なことをメール1通で済ませられたことが重くのしかかる〉などと、怒りを通り越して呆れてしまったそうだが、まあ、中高年なら気持ちは分かるんじゃないか。
ただ、ネット上には〈企業もお祈りメールを送っている。こんなものメールでいい〉〈これってお互い様〉などという肯定派も目立つ。まさに“ジェネレーションギャップ”だろう。
「退職も代行業者に頼む時代です。せめて直接会って誠意を見せるという感覚が薄れているのは確かですね」(中堅メーカー総務担当者)
明大講師の関修氏(心理学)は「メールにまったく悪気はないと思いますよ」とこう続ける。
「コロナ禍以降、大学の事務手続きはすべてメールになりました。一昔前なら直接提出していたリポートもメールで出すように。今どきの学生さんは家族か恋人か友人などよほど親しい相手にしか電話はかけませんし、むしろメールは“正式な手続き”という感覚なんだと思いますね」