本州一の極寒地なのに…岩手「岩洞湖」ワカサギ釣りが過去最遅の解禁 地球温暖化の影響深刻

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 本州一の極寒地として知られる岩手県盛岡市薮川にある「岩洞湖」。冬には氷上のワカサギ釣りが有名で、毎年約3万人の釣り客が訪れる。その岩洞湖のワカサギ釣りの解禁日が6日。記録上、最も遅い解禁日となった。地球温暖化の影響により、年々遅くなっているのだ。

「今冬は特に年明け以降も気温が高く、氷点下6~7度ぐらいで推移していました。例年なら、湖の東側の国道沿いは雪が降り積もり、道路が見えないのですが、今年はアスファルトが見えている状態です」(岩洞湖を管理する岩洞湖漁業協同組合)

 通常なら、氷点下15度前後に気温が下がる。1月中旬までには湖に氷が張り、3月中旬ぐらいまでワカサギ釣りを楽しむことができるが、昨年は解禁日から約3週間ほどで釣りの期間が終了してしまった。

「安全を保つためにも、湖上でのワカサギ釣りには15センチの氷の厚さが必要です。昨年の解禁日は1月31日になってしまい、しかも、解禁後も気温が高く、雨が降ってしまったために解禁期間が短縮されました。今年は昨年にも増して気温が高く、2000年以降残っている記録上、最も遅い2月6日が解禁日になってしまったんです」(同前)

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