年を取ると時間の経過がなぜ早く感じる?「タイム・イズ・マネー」を実感すべし
「カップラーメン? そんなのお湯を入れたらすぐだよ」
何の話かというと、これは食べ始めるタイミングのこと。普通は「3分」だが、せっかちな自分はお湯を入れた瞬間に食べ始める。あのパリパリ感がたまらない──というより、最後の伸びきった感じが嫌い。食べ終わりが最高な状態であってほしいのだ。
「たかが3分」と思うかもしれない。しかし、これが待っていられない。早く食べたいのだ。一般的に人というものは、「待っている時間」ほど長く感じるもの。あの時間が苦痛でたまらない。多少、硬くても、軟らかくなっていく過程を楽しみたい。
しかし、その逆も真なり。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
「えっ、俺たち、もう4時間も飲んでいるの?」
2時間の予定の宴会が、その倍になってしまった。
「もう、終電で帰らなきゃ」
そういえば、年を取ると、時間の経過が早く感じられるのはどうしてだろう? 一説によれば、年を取ると、「新たな経験」が少なく、脳への刺激が少ないからだという。