新入社員にタメ口は逆効果? 今どきは後輩にもマイルド敬語な「バカリズム派」が正解
パワハラ防止にもつながっているようだ。
芸能ライターの山下真夏氏がこう言う。
「以前ならローラさん、最近なら“あのちゃん”などのタメ口キャラもいますけど、あくまでキャラですから。アンジャッシュの渡部建さんが不倫騒動で干された時も、相方の児嶋一哉さんが共倒れしなかったのは、“素顔”は爽やかで礼儀正しい人だったから。周囲が救いの手を差し伸べたわけです。第一線で長く活躍する芸能人は、古くは故・高倉健さんなど、誰に対しても礼儀正しくて腰が低いものです」
■タメ口は威圧的?
間もなく新入社員がやって来る。フードデリバリーサービスを運営する「くるめし」が17日に発表した新入社員研修および社内コミュニケーションに関する調査によると、入社したての頃の一番の悩みは「上司・先輩社員に話しかけづらかった」の40.8%。
「それで〈親しみを込めて〉とか〈距離を縮めるため〉と考えて、タメ口でフランクに新人に話しかけようとする人もいますが、今どきは逆効果。威圧的に感じる新入社員の方が多いと思います。男女関係なく名字にさん付け、マイルドな敬語で話しておくのがベターでしょう」(人事研修コンサルタント)
今どきはバカリズム派が正解のようだ。