地球の歩き方 新井邦弘社長(1)コロナ禍の打撃を受け新会社が事業を引き継ぐ

公開日: 更新日:

 そんな中、SNS上に、「『地球の歩き方』が本気で生き残ろうとしているぞ」という声が上がるようになる。

 これを機に、「『地球の歩き方』がなくなっては困る。頑張れ」「次の旅選びの参考にテーマ別の本を読んでみよう」などという応援メッセージが拡散されていったのだ。

「これで、何とか食いつないでいけるかなと、光が見えてきたように感じました」

 その後も、さまざまな雑学本を出版していく。

 中でも、「地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険」や、新井の古巣でもあるミステリーマガジン「ムー」編集部と組んだ「地球の歩き方ムー 異世界の歩き方」といったコラボ企画本は大ヒットとなったのだった。 (つづく)

(ジャーナリスト・林美保子)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方