シャープ(下)「さすが鴻海流」からの転落…液晶なきあとのブランドイメージとは
今後SDPは、その敷地をAIデータセンターとして活用するという。こうしてアセットライトを進める一方で、シャープはブランド事業に集中するという。
6月に新社長に就任した沖津雅浩氏は社員に向けたメッセージで「強いブランド企業“SHARP”の確立」という言葉を使っている。
しかしこれまでシャープのブランドを支えてきたのは、液晶であり、その液晶を使った「AQUOS」だった。液晶なきあと、どのようにしてブランドイメージを高めていくのか。何を経営の柱と置くのか。現段階ではあまりに不透明だ。