斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”
「ガキの使いやあらへんで」ーー。
およそ2時間に及ぶ会見が終わった後、会場に集まった報道陣からはため息交じりの皮肉が漏れていたという。兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)に浮上した公職選挙法違反疑惑で、斎藤氏の代理人である奥見司弁護士が27日に会見を開いた。
「今一番答えられる」。会見の冒頭、自信たっぷりにこう切り出した奥見氏だったが、公選法違反には当たらないとの認識を繰り返すばかりで、真相解明には程遠いものだった。
とりわけ会見場をざわつかせたのは、同県内の広告会社「merchu(メルチュ)」の折田楓代表(33)が斎藤氏の選挙戦におけるSNS戦略を提案し、「広報全般を任された」などとつづったネットの投稿プラットフォーム「note(ノート)」に関するやり取りだ。
メルチュの提案とされる「#さいとう元彦がんばれ」とのキャッチコピーについて、奥見氏は「10月入ってからスタッフで相談して決めた」と説明。しかし、記者が「9月にメルチュで撮られた写真に(ワードが)写っていますよね?」と問うと、奥見氏は「手元の資料にはない」と即答。さらに記者が「いやいや写っていますよ。もしかして改竄後のnoteを見ています?」と畳みかけると、奥見氏は目を見開きながら表情を曇らせ、プリントアウトした手元資料をめくりながら「私の持っているのと違う」と発言。