石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て
「外務省はASEANをはじめとする東南アジア各国と協調し、彼らをバックに交渉に臨むよう石破総理に具申。しかし、総理は耳を貸そうとしない。第1次トランプ政権がTPPを離脱した際、安倍元総理がその戦略で米国を心変わりさせようとしたことが頭にあり、猿真似はゴメンだというのです。2019年の日米貿易協定で自動車関税はゼロになるとされていたのに、3日から25%に引き上げられた問題についても、『そんなのアベ案件だろう』と我関せず。一事が万事この調子です。もともと、人から言われて動くのを嫌う人ですが、安倍元総理の後ろを歩くのはイヤだという点は徹底している」(霞が関関係者)
元運輸官僚の赤沢大臣は官邸に執務室を構えるほど石破首相の信頼が厚いとはいえ、初入閣。党務も含めて経験値の高い加藤財務相を交渉役に推す声も少なくなかった。財務長官のカウンターパートでもある。
「安倍元総理に近い上、昨秋の総裁選で争った加藤大臣を石破総理が閣内に取り込んだのは警戒心ゆえ。いまだに信頼関係を築いていません。実務能力にも定評のある加藤大臣がうまく立ち回ったら、愉快な展開とはならない。だったら結果はどうあれ、腹心の赤沢大臣しかいない。国益なんぞ二の次なのです」(与党関係者)