「真綿にて朕が首を締むるに等しき行為なり」と天皇は怒り
![2.26事件の前年11月の昭和天皇(左)と鈴木貫太郎侍従長(中)、本庄繁侍従武官長(右)/(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/258/850/68e83d12608aa617f81995797d8e7c1020190722135336791_262_262.jpg)
昭和天皇は、このクーデター計画が実行された時から一貫して、怒りの表情を見せていた。天皇以外は一兵たりとも動かすことはできない。にもかかわらず青年将校たちは、勝手に兵を動かしている。加えて彼らは、天皇の側近を「君側の奸」呼ばわりするが、天皇にとっては、いずれも「股肱の臣」である。…
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