大本営は犠牲者2万5000人の大敗を「転進」でごまかす
![皇后陛下から下賜された満州事件の傷病兵への包帯を拝受し、退出する陸軍省の杉山元次官(手前)と真田穣一郎副官(1931年9月30日、日本電報通信社撮影)](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/273/044/2984a864c552c12c32e8439d483c147c20200512134239286_262_262.jpg)
大本営が最終的にガダルカナルの基地奪回を諦めるのは、12月の半ばに真田穣一郎作戦課長が作戦部参謀の2人の少佐を連れてラバウルに赴いて以後であった。真田は12月になって課長に就任したが、事情を確認するために第17軍司令部に来て、各参謀の意見を確かめることにしたのである。このとき真…
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