著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ヒトラーの演説に興奮する理由…それには「3つの特徴」が

公開日: 更新日:
ヒトラーはしゃべることで権力についた(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 ヒトラーが登場した1930年代は、ワイマール体制に不信を抱く右派の政党や団体が決して少なくなかった。そんな中、ナチス(国家社会主義)が力を持っていったのには、それなりの理由があった。「間違いなくヒトラーは、政治面、組織面、そして弁舌の面できわめて才能があり、と同時にまったく容赦…

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