石破首相のトンデモ持論「退職金増税」に自民議員真っ青…国会で課税見直し“明言”、参院選の争点化待ったなし
自民党関係者がこう言う。
「退職金課税の強化は、石破首相の持論です。財政規律派の石破首相は、少しでも財源を確保したい。それと退職金課税を強化したら、雇用が流動化し、日本経済が活性化すると本気で思っている。総裁選で雇用の流動化を訴えた小泉進次郎をバックアップしたいという気持ちもあるのでしょう。しかし、国会で退職金課税の見直しを明言したのは最悪です。この先、野党が参院選の争点にしてくる恐れがあるからです。しかも、石破首相は持論だから撤回しない可能性があります」
■「氷河期世代」一斉に動く
退職金課税が見直されたら、直撃されるのが、これから退職を迎える40~50代前半の「氷河期世代」だ。氷河期世代は、ただでさえ割を食っている世代だ。しかも、団塊ジュニアだから人数も多い。一斉に「反自民」で動いたら、それなりのパワーになるのは間違いない。
「石破首相は合理的な政治家なのだろうが、庶民生活を知らないのか、想像以上に冷たい。高額療養費制度にしたって、本気で『制度維持のためには上限の引き上げが必要』と思っていますからね。情が薄ければ、票は集まりませんよ」(自民党事情通)