成人式、文化祭…スタジオカメラマンが依頼女性を盗撮「10年2500件」の犯行手口
■10年前から2500件
調べに対し、「10年ぐらい前から盗撮していた」と容疑を認めている。
店のHPでは<1日3組限定 完全予約制のプライベート空間のスタジオ>とうたい、<ウエディングを専門にしていたフォトグラファーの2人がオープンしました>とあり、土田容疑者と女性の名前が併記されていた。女性は昨年10月1日、単独でスタジオを経営し、社名を変更すると説明していたが、昨年12月31日、スタジオは閉店した。
一連の犯行が判明したのは、昨年9月の逮捕がきっかけだった。
土田容疑者は地下街からJR京都駅に上がる階段で30代の女性の背後からスカート内にスマホを差し入れて盗撮しようとして、警戒中の鉄道警察隊に見つかった。自宅をガサ入れしたところ、約2500件の盗撮画像などのデータが出てきた。
「盗撮を始めたころは駅や電車内で下着の撮影をしていたが、徐々にエスカレートしていった。自らの職場で女性の着替えを盗撮したり、依頼された先の学校で犯行に及ぶなど、仕事の現場でも盗撮するようになった。2500件のデータはほぼすべて動画で、被害者を特定できないケースがほとんどです。盗撮されたことにさえ気づいていない女性もたくさんいます」(捜査事情通)
思い出の一枚を撮ってもらうため、プロのカメラマンに依頼した女性たちの気持ちを踏みにじる行為だ。