ミラン本田 デビュー25分でわかった「戦術脳」「鈍足」
セリエAの名門ミラン入りした本田圭佑(27)が現地12日(日本時間13日午前5時開始)、敵地でのサッスオーロ戦の後半20分、FWロビーニョに代わって新天地のピッチに飛び出して行った。
この日のミランは、セリエA初昇格の弱小クラブ相手に序盤で2―0とリードしながら、前半15分、28分に相手19歳FWベラルディにゴールを許すと攻守のバランスは総崩れ。前半終了間際と後半2分にもベラルディに決められ、金星獲得の功労者は「セリエA85年の歴史の中でミランを相手に4ゴールを奪った」最初の選手となった。
歴史的な敗戦の中で唯一の好材料が、背番号10の新顔助っ人である。
本田は「中盤4人による正方形のボックス型布陣の右前」に入った。左前はブラジル代表MFカカ。ボランチはオランダ代表MFデヨングとイタリア代表MFモントリーボの2人。2トップの1人はイタリア代表FWバロテッリ。本田はチームメートと細かいパスを交換しながらリズムをつくり、試合の流れを引き寄せた。
見せ場は後半37分、利き足の左足でぶっ放した強烈シュート。