全米OPで松山英樹に注がれる「ルールとマナー」の厳しい目
優勝したメモリアルでも、ドライバーを集音マイクの支柱にぶつけてシャフトが根元から折れてしまい、せっかくの初優勝も、いまひとつ後味が悪かった。
かつて尾崎将司は、ボールの後ろのライをドライバーでトントン叩くのが癖だった。尾崎が全盛期の頃、「ルールにいい加減」ということが世界中に知れ渡った。全米オープンに出場した際には、ルール委員から一挙手一投足に厳しい目を向けられていたのは有名だ。
米国では「ルールやマナーにルーズなプロは楽には勝たせない」という雰囲気がある。日本人初のメジャー優勝が期待される松山は今大会、一緒に回るスピースやファウラーだけでなく、競技委員とも戦うことになりそうだ。
松山はこの日、アウト9ホールだけ回り、グリーン回りからのアプローチを何度もチェックした。初日は12日8時13分(日本時間同21時13分)にスタートする。