今秋ドラフトは早大・有原一本かぶり…高校生は壊滅状態か
「超高校級」投手が揃って低調なだけに、スカウトの間では大学、社会人の評価が上がっている。
「中でも、『大学ナンバーワン投手』である有原航平(早大)に人気が集中している。すでに3~4球団の1位指名が確実視されていますが、11日から20日までオランダで国際試合を戦う日本代表に選ばれなくて正直、ホッとしている球団は多い。来年に世界大会のユニバーシアードが控えており、大学3年以下が優先的に選ばれたという話もあるものの、選ばれていたら、恐らくエースとして酷使されたはず。有原は、高校時代から肘に疲労が蓄積しやすいという。代表戦でも問題なく投げられるだろうが、早大の岡村監督は有原の将来のことを考えて、リーグ戦でもイニング数、登板日程にはかなり気を使っていたくらいだからね」(在京球団のスカウト)
プロ球界は慢性的な投手不足。統一球が飛びやすくなったことで、特にセでは打高投低の傾向がハッキリ出ている。阪神、広島、ヤクルトに加え、パでもロッテ、西武などが即戦力投手を指名する方向性を示している。
今秋ドラフトは「有原ドラフト」になる気配だ。